ビジネスは うまく行ったり、いかなかったり を繰り返して成長していくべき

―― 成功を自慢で終わらせず “悪い部分” を即改善できる会社だけが伸び続ける
こんにちは。アルクス株式会社の上内隆之です。
事業を続けていると「売上が跳ねた!」という月もあれば、「広告が空振りした…」という月もあります。
実はこの “行ったり来たり” を高速で回す ことこそ、ビジネスをスケールさせる核心です。
しかし現場を見渡すと——
- 成功は大々的に自慢する
- 失敗は 先延ばし or 誰かの責任
という会社がほとんど。
本稿では ① 成功&失敗をセットで回す意義 ② 成長を生む5つのPDCAループ ③ 即改善フレーム を解説します。
1️⃣ “成功だけアピール” が会社をダメにする理由
現象 | 何が起こるか | 長期ダメージ |
---|---|---|
成功=自慢で完結 | 再現因子が共有されず“偶然成功”で終わる | 成功率が低下 |
失敗=先延ばし | 原因が闇に埋もれ“思考停止” | コスト垂れ流し |
責任転嫁文化 | 改善案ではなく言い訳が増える | 社員の主体性消滅 |
結論:失敗を正視して改善しない会社は、“栄枯盛衰”の衰だけが残る。
2️⃣ 売上を上げ“悪い部分”を潰す5つのPDCAループ
ループ | 具体KPI | 回転速度 | 成長ポイント |
---|---|---|---|
① 集客ループ | LP→CVR/広告CPA | 週次ABテスト | タイトル・画像・オファー |
② 営業ループ | 商談→成約率 | 商談30件ごと | 質問テンプレ/提案資料 |
③ 原価ループ | 工期遅延/材料ロス | 現場完了ごと | ANDPAD写真→手直し率 |
④ キャッシュループ | 着手金比率/回収期間 | 月次 | 入金前倒し契約 |
⑤ 人材ループ | 離職率/提案数 | 四半期 | 称賛・評価制度改善 |
POINT:全ループで“測定→共有→実験→学習”をカレンダー固定で回す。
3️⃣ 失敗を “検証データ” に変えるステップ

- 事実を可視化
- 「広告から100リード来たのに契約2件」 → 数字+スクショで共有
- 仮説を立てる
- LPの説得要素が弱い?
- 小さく実験
- キャッチコピーABテストを48hで実装
- 評価&学習
- 成約率が+3pt → 仮説OK → 全面適用
習慣化Tips:失敗を共有した人に “学び賞”(Amazon券など)を贈ると心理的安全性が劇的に上がります。
4️⃣ 90日 改善サイクル強化プログラム
期間 | 重点ループ | 主要タスク | 成果KPI |
---|---|---|---|
0〜30日 | 集客・営業 | KPIダッシュボード/週次MTG | CVR+1pt/成約率+5pt |
30〜60日 | 原価・キャッシュ | ANDPAD原価入力/着手金契約化 | 原価ブレ▲5pt |
60〜90日 | 人材 | 称賛文化+キャリアシート | 離職率▲5pt/提案数×2 |
5️⃣ 今すぐできる “失敗→改善” スタートチェック
- 失敗事例を24h以内に共有するSlack/LINEチャンネルがある
- 毎週・毎月の**“数字レビュー定例”** がシステム化されている
- 失敗を報告した社員にポジティブフィードバックしている
- 仮説→ABテスト→学習を48hルールで回している
- 成功と失敗を同じフォーマットでドキュメント化している
まとめ:ビジネスは うまく行った/いかなかった を高速往復してこそ伸びる
- 成功を自慢で終わらせず再現因子に落とし込む
- 失敗は“誰のせい?”ではなく**“何を学んだ?”**で扱う
- 5つのPDCAループをカレンダー固定で回し続ける
- 90日で改善体質を身につけ、売上&粗利を底上げ
「失敗共有の仕組みがほしい」「PDCAループを一緒に設計したい」
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―― “行ったり来たり” を恐れず、
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著者:アルクス株式会社 上内隆之
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