結局、良い人が集まる環境を作れば全ての問題がなくなる。

経営顧問|なぜ「新卒がすぐ辞める」時代になったのか?中小企業の採用戦略とは

こんにちは。アルクス株式会社の上内隆之です。

最近、多くの中小零細企業の経営者の方々から以下のようなお悩みをよく伺います。

  • 「新卒社員を採用してもすぐに辞めてしまう」
  • 「新卒採用にかけた時間とコストが無駄になってしまった」
  • 「そもそも新卒を必死に採用する意味があるのだろうか?」

確かに最近の報道では、「新卒社員の早期離職率が高まっている」と伝えられており、中小企業の経営者の中には、新卒採用そのものに疑問を感じている方も少なくありません。

今回は『経営顧問』の立場から、新卒採用の本質的な価値を見直し、中小企業がどのような採用戦略を取るべきなのか、具体的に解説していきます。


なぜ、今の新卒はすぐに辞めてしまうという報道がされているのか?

最近、「新卒社員が短期間で退職する」といったニュースが頻繁に報道されていますが、なぜこのような事態になっているのでしょうか。

新卒がすぐに辞める主な理由としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 会社の理想と現実のギャップ
    • 採用活動中に伝えられた企業イメージと、実際に入社した際の現実のギャップが大きい。
  • 社員教育体制の不備
    • 入社後の研修や教育体制が不十分で、働く意義を感じにくい。
  • 人間関係・コミュニケーションの問題
    • 上司や先輩社員とのコミュニケーションがうまく取れず、孤立感を感じる。

つまり、「新卒がすぐ辞める」のは、決して新卒側の問題だけではなく、企業側にも改善すべき点があることを示しています。


すぐ辞める新卒を採っても仕方ないんじゃないかと考えるべきではない理由

「どうせ辞めるなら、新卒採用をやめよう」と考える経営者もいますが、実はこの考え方にはリスクがあります。

新卒採用を継続するべき理由は主に以下の通りです。

  • 将来の幹部候補生としての可能性が高い
    • 新卒社員は会社の文化や価値観に染まりやすく、将来的に会社を担う人材になりやすい。
  • 企業文化の醸成
    • 若い新卒社員の入社が既存社員のモチベーションを高め、企業文化の活性化につながる。
  • 採用ブランディング
    • 新卒を定期的に採用していることは、「成長企業」というイメージを市場に与え、他の採用にも良い影響を与える。

短期離職というデメリットを克服し、新卒採用を成功させる方法を見つけることこそが、企業の持続的な成長をもたらします。


そもそもなぜ新卒を必死で採ろうとするのか?

そもそも企業はなぜ、コストや手間をかけてまで新卒を採ろうとするのでしょうか?
それは新卒採用が、会社に長期的な利益をもたらす「投資」だからです。

中途採用や即戦力採用には確かに即効性がありますが、

  • 自社の文化に合わないケースが多い
  • 前職の慣習やクセが抜けない
  • 柔軟性が低い傾向がある

これに対して新卒は、

  • 社内の文化や価値観を一から浸透させられる
  • 柔軟な思考で成長するため、中長期的に見れば企業の財産になる

こうしたメリットがあるため、新卒採用に力を注ぐ企業が多いのです。


①成長企業を目指すなら真っ白な優秀な人材を採るしかない|偏見が崩壊を生む

中小零細企業の経営者の中には「新卒より即戦力を採用すればいい」と偏見を持つ方もいます。しかし、これは企業の長期的な成長を阻害する危険な考えです。

  • 真っ白な新卒人材は、『企業理念』や『企業文化』を素直に吸収し成長してくれる。
  • 若手の柔軟な発想が新しいビジネスチャンスを生み出す。

逆に「新卒はダメだ」という偏見を持つことで、人材採用の幅が狭まり、結果的に企業が停滞する原因になります。


②優秀な人材をヘッドハントし、既存メンバーを成長させ、新卒を採って、その採用スキルのレベルを上げていく|これができればどんな企業も大成長する

理想的な採用戦略は、以下の3つを同時に行うことです。

  • 優秀な人材を他社からヘッドハントし、組織の刺激剤にする。
  • 既存メンバーに対する教育・研修を徹底し、成長環境を整える。
  • 同時に新卒を採用し、『自社の採用力』そのものを向上させる。

この採用戦略をとれば、企業は『常に成長し続ける人材エコシステム』を作ることが可能になります。


では、中小零細企業はどんな風に新卒採用と向き合っていくべきか?

中小企業の場合、大企業と同じ手法では新卒採用はうまくいきません。重要なのは『独自の採用戦略』を構築することです。

例えば、

  • 社長自らが会社のビジョンを直接伝える採用活動をする。
  • 自社の強みを明確に伝え、共感する学生を集める。
  • 入社後の教育・育成計画を明示し安心感を与える。

こうした工夫で、新卒離職を大幅に減らし、企業成長につなげることが可能になります。


まとめ|まずは今いるメンバーを最大限活用し、『儲かる体質』に切り替えること

最終的には、『今いる社員を活性化し、企業を儲かる体質に変える』ことが大前提です。

そのためにも、アルクス株式会社では月々5万円から経営顧問サービスを提供しています。

社員育成、新卒採用、組織活性化でお悩みの経営者様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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