【中小企業が成長する7ステップ】第6ステップ
『人材採用と人材育成に注力する』を深掘り解説!

こんにちは。アルクス株式会社の上内隆之です。
これまでにお伝えしてきた 1️⃣〜5️⃣ のステップで、売れる商品確立から業務効率化まで進めてきました。
いよいよ 第6ステップ「人材採用と人材育成に注力する」 に移ります。
なぜ“採用・育成”が第6ステップなのか?
- 営業・業務の仕組みが整うと、案件量が増え “ヒト” がボトルネックに。
- 治具やITだけでは埋められない“創造・判断・対人”は人材の力が不可欠。
- 土台(仕組み)+人材(推進力) が合わさってはじめて、組織が次の拡大フェーズへ進める。
業界別:採用・育成の具体策
🏠 工務店・外構工事:
“職人ブランディング” × 育成ルートの可視化
課題 | 施策 | 効果 |
---|---|---|
若手応募ゼロ | Instagram/TikTokで「かっこいい現場動画」発信 | 月3件の見学依頼 |
入社後3年で離職 | 技能グレード制度+月次1on1 | 定着率60%→85% |
ベテランの技術継承 | 360°カメラで施工手順を撮影し動画教材化 | OJT期間6→3か月 |
ポイント:“現場=泥臭い”→“クリエイティブなものづくり” にイメージ転換すると応募数が激増。
🍽 飲食業:
カルチャーフィット採用 × 自律型スタッフ育成
- 採用広報は“理念ストーリー漫画”を活用
- 求職者が共感 → 面接辞退率25%→7%
- 新人は90日で店長代理タスクを経験
- ロールプレイと動画フィードバックで、接客クオリティを数値化
- 社内“メニュー開発コンテスト”
- 月間販売数トップのメニューを考案したスタッフにインセンティブ → イノベーションが現場から生まれる
🏭 製造業:
スキルマトリクス × DX研修
ステップ | 内容 | KPI |
---|---|---|
①スキル棚卸 | 各工程×作業で技能をマッピング | クロス訓練率 35% |
②eラーニング | IoT機器操作・品質管理基礎 | 受講完了率 90% |
③資格取得支援 | 高圧ガス・QC検定など会社負担 | 取得者数前年比+50% |
ポイント:可視化→不足技能を計画的に補う“逆算型育成”で、ライン停止リスクを激減。
意外と気づいていない“採用・育成”の副産物

- 顧客からの信頼アップ
- 「教育が行き届いた会社」は品質・納期でも信用され、大口案件受注に有利。
- 社内イノベーションの加速
- 若手の多様な視点で新事業アイデアが増え、経営の次の柱が育つ。
- 社長が“現場採用係”を卒業
- 採用・教育が自走し、社長は戦略に専念できる。
まとめ:人材投資は“コスト”ではなく“未来の粗利”
- 採用=即戦力を買う発想から、育成=会社で育てる資産形成 へシフト。
- 採用広報・教育コンテンツは一度整えれば繰り返し使える資産となる。
- 人材が育つと“仕組み運用の質”が上がり、営業・生産・顧客満足 すべてが好循環。
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次回はいよいよ最終章、第7ステップ『経営者が経営に専念できる環境を作る』を解説します。お楽しみに!
著者:アルクス株式会社 上内隆之
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