経営顧問|新規事業を常に考える経営者が、安定的に会社を成長させる秘訣とは?
こんにちは、アルクス株式会社の上内隆之です。

中小零細企業の経営者の方とお話をしていると、よくこんな相談を受けます。
- 「既存事業が停滞していて、このままでは不安」
- 「新しいことをしたいが、アイデアが浮かばない」
- 「リスクが怖くて新規事業に踏み切れない」
しかし、事業を安定的に成長させている会社の経営者には、共通の特徴があります。それは『常に新規事業について考える癖』を持っているということです。
この記事では、経営顧問として多数の中小企業をサポートしてきた経験から、新規事業を成功させるための実践的な方法を解説します。
常に新規事業について考える癖を付ける

多くの経営者は、目の前の業務に追われるあまり、日々の経営の課題をこなすだけで精一杯になっています。
しかし、会社を長期的に安定させ成長させるためには、常に『次の事業』を意識する必要があります。
- 今の事業が急にダメになったらどうするか?
- 新たな収益源を作るなら何をするか?
こうした問いを日常的に考え、新規事業の種を常に探し続けることが重要です。
例えば、カフェに入った時、そのお店の売上や利益率を仮説レベルで計算する癖を付ける|慣れるとあらゆる業種の利益率を当てることができるようになる

新規事業のアイデアを生み出す訓練として、日常生活の中で『他の業種の売上や利益率を仮説レベルで計算する癖』を身につけましょう。
例えば、カフェに入った時に、
- 一日の客数はどれくらいか?
- 客単価はどれくらいか?
- 人件費や原価はどのくらいか?
などを考え、ざっくりと利益率を計算してみます。
これを日常的に繰り返すと、様々な業種の利益構造が見えてきて、新しいビジネスのヒントをつかみやすくなります。
実際、この方法を続けるだけで、多くの経営者が新規事業を成功させています。
新規事業は、できれば既存事業との互換性があればベスト

新規事業を始める際に大切なのは、既存事業との『互換性』です。
既存事業と関連性のないビジネスを突然始めると、
- 社員が対応できず混乱する
- 設備投資がかさみ経営リスクが増える
- 管理コストが増加する
といった問題が発生します。
例えば、飲食店が食品通販を始める、工務店が不動産業を始めるなど、既存の経営資源(人・設備・ノウハウ)を活かせる事業であれば、リスクを抑えて成功する確率を高めることが可能です。
①既存事業より高い利益率のビジネスを狙うこと
新規事業を立ち上げる最大の目的は、企業の収益力を高めることです。そのため、新しい事業は既存事業よりも『高い利益率』を狙うべきです。
利益率が低い新規事業を選ぶと、
- 手間が増えるだけで利益が残らない
- 事業拡大のスピードが遅い
という問題が生じます。できる限り、高収益のビジネスモデルを狙い、経営の効率を高めることが重要です。
②既存事業で使えない社員でも活躍できるビジネスを狙うこと
新規事業を選ぶ際には、『現在活躍できていない社員でも力を発揮できるビジネス』を選ぶことも重要です。
社員の能力は環境によって大きく変わります。現在、既存事業で十分な成果を出せていない社員でも、新規事業の環境で大きく活躍するケースがあります。
社員の適性を広く捉え、新規事業を「社員の活躍の場」として捉えることで、人材の再活用と会社の成長を同時に実現できます。
新規事業は『3回に1回大成功するパターン』か、『確実に1回で成功するパターン』か見極めて取り組むのがベスト
新規事業の成功確率は、戦略によって大きく異なります。
- リスクを取りながらチャレンジングな事業を選び、3回に1回の大成功を狙うパターン
- リスクを抑え、確実に成功できる事業を1回で成功させるパターン
自社の資金力や人材力、リスク許容度に応じて、どちらの戦略を取るべきかを見極めることが重要です。自社に合った戦略を取れば、新規事業の成功率は大きく高まります。
まとめ|コンサルタントや経営顧問を入れて戦略的に経営をしていくべき
新規事業を成功させるためには、自社だけではなく第三者の視点や専門家のノウハウを取り入れることが有効です。
アルクス株式会社は大阪を中心に経営顧問として、多くの中小企業の新規事業立ち上げをサポートしてきました。
- 新規事業を始めたいが、アイデアがない
- 既存事業との互換性を見極めたい
- 社員を新規事業で活かしたい
そんな経営者様は、ぜひ一度ご相談ください。
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