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【下請け脱却マニュアル:深掘り編】

STEP-5「協力会社ネットワーク構築」――“施工キャパ” を一気に跳ね上げる方法

キーワードは 「腕利き職人リストを完全把握する」

こんにちは。アルクス株式会社の上内隆之です。
マインド・実績・許可・ブランディングまで整えても、施工キャパ が追いつかないと元請け化は空論です。             今回は STEP-5:協力会社ネットワーク構築 を深掘りして、「受注が増えても現場が回る組織」への転換方法を解説します。


1️⃣ なぜ “腕利き職人をすべて知っておく” ことが最重要か?

課題職人データベースなし職人データベースあり
繁忙期の応援手配電話たらい回し/断念ワンクリックで候補10名
新工法・特殊案件対応できる人が不明で失注得意分野タグで即マッチング
品質&クレーム技量バラつき→手直し多発評価点で“ハズレ職人”を排除

結論:元請けは 「誰に頼めば品質を保てるか」を瞬時に判断 できる情報網が必須。


2️⃣ “腕利き職人リスト” を構築する3ステップ

STEPアクション成果物
① 洗い出す既存協力会社・過去現場の全職人をGoogleスプレッドに入力“名簿0版”
② 評価する工期遵守・品質・コミュ力を★5段階で採点匠ランクA〜C
③ ラベリング電気/水道/左官等+得意分野タグ(外構タイル・左官特殊仕上げ等)“瞬時検索データベース”

TIP:評価は現場監督と施主アンケートの両方で付けると精度UP。


3️⃣ ネットワーク運用3本柱

具体ツール効果
① LINEオープンチャット電気・水道・左官など “常時20社” 招集緊急応援要請→30分で応答
② オンラインガントチャートGoogleスプレッド+共有リンク or ANDPAD空き日程に案件自動アサイン/手配ミス0
③ 標準業務委託契約+品質基準契約ひな形&検査チェックリストを共通化クレーム・再工率▲40%

4️⃣ 成功事例ミニケース

指標導入前導入6か月後
月平均応援手配時間8h1.5h
繁忙期受注棄却件数5件0件
粗利率22%29%
クレーム率3.5%2.0%

ポイント腕利き職人データベース × 即時コミュニケーション がキャパと品質を同時に底上げ。


5️⃣ よくあるつまずき & 対策

つまずき原因対策
チャットが雑談化投稿ルール不在スレッド名ルール&週次モデレーターを設置
ガントが更新されない手入力が手間スマホ1タップの予定登録フォームを用意
評価が主観的評価指標があいまい工期遅延%・手直し回数など数値項目を必須化

まとめ:キャパは“設備”より“ネットワーク”で増やす時代

  1. 腕利き職人を全員リスト化+評価+タグ付け
  2. LINEチャット+オンラインガントで即時マッチング
  3. 標準契約&品質基準でクレーム40%削減
  4. キャパ確保により 元請け比率↑・粗利↑・失注ゼロ を同時達成

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―― “人脈頼み” を卒業し、
仕組みで職人が集まり品質が揃う元請け体制 を築きましょう!


著者:アルクス株式会社 上内隆之

https://youtu.be/eLf8jijJ4Us

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