経営顧問|退職者が多く、人材募集をしても応募がない企業が気づくべき『本当の問題』

こんにちは、アルクス株式会社の上内隆之です。
中小零細企業の経営者の方から以下のようなお悩みを頻繁にいただきます。
- 「退職者が多くて人手が足りない」
- 「求人広告を出しても全く応募が来ない」
- 「なぜうちの会社は良い人材に恵まれないのだろうか?」
これらの課題を抱える企業には、共通して『経営者が見えていない根本的な問題』が存在しています。
今回は経営顧問の立場から、採用と離職に関する本質的な課題を明らかにし、企業が今すぐ取るべき改善策を詳しく解説します。
あなたの会社に退職者が多くて、募集しても応募がないと感じている方は要注意

「最近、退職者が増えている」「募集をしても応募がない」という状況に陥っている企業は要注意です。
こうした問題を放置していると、
- 業務が回らず、残った社員が疲弊する
- 社内の雰囲気が悪くなり、さらに離職者が増える
- 企業イメージが低下し、求人しても良い人材が集まらなくなる
という悪循環に陥ります。
こうした状況に気づいたら、すぐに原因を究明し、経営改善を行う必要があります。
採用時と入社後の労働条件が平気で変わる文化が大問題

人材が定着しない会社には共通点があります。それは『採用時に提示した労働条件と入社後の条件が違う』という問題です。
例えば、
- 「残業なし」と求人に書いてあるのに実際は長時間労働が常態化
- 「土日祝休み」と書いてあったのに実際は休日出勤が頻発する
- 「入社後にすぐ昇給」と約束したが、実際にはなかなか給与が上がらない
このような企業文化があると、従業員は不信感を抱き、定着率が低下します。
自分たちはそういう文化で我慢してきたではもう通用しない世の中|結果的に人材不足で苦しむのは企業側

経営者の方々の中には、「自分たちの若い頃はもっと厳しかった」「昔はみんな我慢してきた」と言う方も多いでしょう。しかし、このような考え方は現代の採用環境には全く通用しません。
今は、
- SNSや転職サイトなどで企業の評判が一瞬で広がる時代
- 働く側が企業を選ぶことが当たり前になった時代
- 働きやすい環境が整っている企業に優秀な人材が集まる時代
です。
企業側が古い考え方を捨てて、社員が働きやすい職場環境を整備しない限り、永遠に人材不足で悩み続けることになります。
①あなたの会社の労働条件を周りの何人かに伝えたら、みんな働きたいというか?
経営者の皆様にお尋ねします。
自社の労働条件を客観的に友人や知人に伝えたら、果たしてその方々は『働きたい』と感じるでしょうか?
- 長時間労働が当たり前になっている
- 給与や福利厚生が業界平均より明らかに劣っている
- 職場環境が悪く、人間関係がギスギスしている
もしもこのような状況であれば、誰もが働きたいとは思わないでしょう。経営者としては、この『客観的な視点』を持つことが非常に重要です。
②働きたいと言わないのに少額な人材募集をかけているから応募がないのは当たり前だと気づくべき
「求人広告を出しているのに応募がない」と嘆いている企業の多くは、そもそも人材募集への投資額が極端に少なすぎる傾向にあります。
- 少額の予算で、条件の悪い求人広告を掲載している
- 魅力のない内容で応募が来るのを待っているだけ
人材確保は『企業成長のための投資』です。投資なくしてリターンを求めるのは不可能であると認識し、求人予算や採用戦略の見直しを行う必要があります。
都合の良いところしか見えない・見ない経営者になってはいけない
多くの経営者が陥る罠は、『自社の都合の良い部分しか見えない』という状態です。
- 「わが社は良い会社だ」と思い込んでいる
- 社員の不満や顧客のクレームを無視している
- 問題点を直視せず、改善を先送りしている
こうした状態を放置すると、企業の組織力は徐々に崩壊します。問題を直視し、すぐに改善に取り組む企業だけが成長を続けることができます。
まとめ|人材が定着し、応募が集まる企業になるために必要なこと
人材採用・定着に成功する企業に共通するのは、『働きやすい環境』『労働条件の透明性』『客観的な視点』の3つを兼ね備えていることです。
- 労働条件を改善し、明確で透明性ある採用活動を行う
- 社員が働きやすい職場環境づくりを徹底する
- 社員の意見や市場の声を積極的に取り入れる
こうした改善を自社だけで行うのは簡単ではありません。ぜひアルクス株式会社の経営顧問サービスをご活用ください。
アルクスでは、大阪を中心に月々5万円から経営改善のサポートを行っています。採用・定着の課題を解決し、企業が成長し続ける体質づくりのお手伝いをいたします。
▼経営顧問サービスのお問い合わせはこちら
お問い合わせフォーム
めっちゃ頑張る社員が損して、サボる社員が得をする日本を象徴するような企業になっていないか? YouTube動画を撮りました。
この記事へのコメントはありません。