なぜ、同じ仕事なのに業績も利益も違ってしまうのか? 成長する企業が取り組んでいる本質的なポイントとは 【アルクス株式会社】
大阪を中心に多くの企業の経営改善を支援するアルクスの上内隆之(うえうち たかゆき)です。同じ業種で同じような仕事をしているにも関わらず、業績や利益に大きな差が出る理由はどこにあるのでしょうか?多くの経営者は外部環境や運などを理由に挙げがちですが、実は会社内部の「見えない部分」の整備や、社内外の信頼関係の構築が成功の鍵を握っています。本記事では、中小零細企業がどのように本質的な課題を解決し、業績向上につなげていくかについて、詳しく解説します。

なぜ、同じ仕事をやっているのに業績も利益も全然違う状態になってしまうのか?
同じ業界で同じビジネスを展開しているにも関わらず、会社ごとに業績が全く異なるという現象が頻繁に起きています。その原因を探ると、表面上の人員数や資本力の差ではなく、社内の「見えない部分」の管理ができているかどうかが重要なポイントであることが分かります。
多くの中小零細企業では、経営者が現場の状況を把握しておらず、社員とのコミュニケーション不足が常態化していることがあります。その結果、現場の課題や問題点が見逃され、対応が遅れ、結果として業績に影響しているのです。
一方、好調な企業では、現場の声を積極的に経営に反映させ、社員の働きやすさを重視し、お客様の声を徹底的に活かしています。こうした企業では社員のモチベーションが高まり、生産性が向上するため、同じ仕事をしていても競合と差別化を図ることができるのです。
実は社員のアイデアを吸い上げてお客様満足度を上げるのがベスト
企業経営において、お客様満足度の向上は直接的に業績向上に繋がります。しかし、多くの経営者は、社員が現場で日々感じ取っている顧客の生の声や改善アイデアを積極的に活かしきれていません。現場からのアイデアは、企業の成長を大きく後押しする宝の山とも言えるものです。
経営者やリーダーは現場で働く社員たちが発信する情報を積極的に取り入れる仕組みを作り、社員一人ひとりが企業運営に参画している意識を持てる環境づくりが必要です。その結果、顧客満足度が向上し、リピート率が増加、結果として利益が大きく伸びるという良い循環が生まれます。

お客様と実際に接点がある部門の社員たちの意見を反映しているか
経営判断を行う際に見落とされがちなのが、実際にお客様と接している営業部門やサービス部門など、顧客接点を持つ社員からの意見です。現場で日々顧客対応を行っている社員は、会社のサービスや製品が本当に顧客ニーズに合っているかをリアルタイムで感じています。
しかし、経営陣が現場の意見を無視して意思決定を繰り返すと、社員はやる気を失い、業績も低下してしまいます。現場の声を拾い上げるための仕組みを設け、定期的なフィードバックを実施することで、お客様の満足度が上がり、企業の競争力も向上します。
① 簡単なことはみんな着手するが、見えない部分の整備はどこも怠る
多くの企業は目に見える部分の改善には積極的ですが、経営の基盤を支える見えない仕組み(業務プロセスの改善やコミュニケーション体制)への投資を怠っています。例えば、社員のモチベーション管理、定期的なフィードバック体制、業務効率化など、表面的には成果がすぐに見えないものこそ、本来は最も重要な改善ポイントです。
② 社員やお客様からの不信感が募ると企業は衰退する
経営者が現場の課題を放置し続けると、社員やお客様からの不信感が募ります。不信感は社員の士気を下げ、顧客離れを引き起こし、結果として業績の悪化につながります。不信感を解消するためには、トップが現場の声に耳を傾け、問題に迅速に対応する仕組みを作る必要があります。
③ 利益を増やすには生産性の向上とあらゆる無駄を省くこと
利益を最大化するためには、生産性を向上させ、業務上の無駄を徹底的に排除することが欠かせません。社内の業務フローを見直し、無駄な作業を削減することで社員が本来の業務に集中でき、生産性向上に直結します。
④ まとめ
同じ仕事をしているのに業績が異なる理由は、見えない部分の経営管理や社員の声を経営に反映させる仕組みの有無にあります。アルクス株式会社では、経営コンサルティングを通じて中小零細企業の経営改善、生産性向上をお手伝いいたします。
社内環境を整備し、現場の声を活用する経営へとシフトすることで、利益も顧客満足度も大きく改善します。詳しいご相談は、ぜひアルクス公式サイトまたはお問い合わせページからお気軽にお問い合わせください。
アルクス株式会社では、あなたの企業がさらに成長できるよう、全力でサポートいたします。
社員たちが勝手にがんばる環境を作ったらいいのです。 YouTube動画を撮りました。よかったらご視聴下さい。

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